今回紹介する星は太陽系第三惑星・地球です。
言わずと知れた我らが母星ですね。
この記事を見て下さっている方のほとんどが、今まさにこの星の上にいるはずです(^^)
もしそうでない方がいらっしゃったらぜひご連絡いただきたいですね(・∀・) 絶対ください(‘ω’)ノ!
地球は現在人類が生命の存在を確認している唯一の天体です。
空と海は青く、生命あふれる美しい星、地球ですが
どのようにして生命が誕生したのか?
生命が誕生する前は?
そもそも地球は、いつ、どうやってできたの?
なーんて案外知らないことだらけなのではないでしょうか(*’ω’*)?
知らなくて当然です。
この地球上のだーれもこれらの疑問を晴らすことはできません!謎だらけなんです!
やはり地球も宇宙の一部。不思議と謎とロマンにあふれているのです‼
「宇宙」というと、どうしても地球の外を思い浮かべがちですが今一度我らが母星にしっかりと目を向けてみるのもよいのではないでしょうか。
地球も面白いことでいっぱいですよ(^^♪
基本データ
- 和名:地球 英名:Earth ラテン名:Terra
- 直径 12756.274 km
- 質量 5.972×1024 kg
- 平均密度 5514 kg/m3
- 表面温度 -89 ~ 60 ℃
- 公転周期 365.242190402 日
- 自転周期 23 時間 56 分 4.0905 秒
- 衛星の数 1
「地球」ってどんな星?
太陽系第三惑星・地球は水星、金星に次いで太陽から3番目に近い位置を公転する天体です。
表面は窒素と酸素を主成分とする大気と、水に覆われていることが大きな特徴です。
公転面に対して地軸が約23度傾いているため、太陽光が地表へ当たる角度が一年周期で変化します。
これにより四季が生まれ、一年を通して自然の様々な表情を見ることができます。
宇宙広しといえども、これほど美しい星はないのではないでしょうか??
そこんとこどうなんですかね??宇宙人さん教えて‼(◎_◎)チラチラ
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生命の楽園 奇跡の星
地球の気温は-70℃~55℃で赤道直下から北極・南極までのほぼ全地域で様々な生物が数多く生息しています。
地球はまさに生命の楽園というのにふさわしい星なのです。(実際には自然はとても厳しく、生きるのは大変なんですけどね(;^ω^))
普段あまり意識しませんけど、大量の水が液体で存在して酸素を程よく含む大気が豊富にあるっていうだけでも相当珍しいことなんですよ。
太陽との距離と地球の重力がちょうどいいから現在の環境は保てているんです。
さらに言うなら、水のもととなる水素と酸素が存在したことや磁場を発生させるための金属を地中に豊富に含んでいたことなど地球環境を保つために必要な要素を上げたらきりがありません。
これらの条件が欠けることなく揃うという奇跡をもって初めて生命が誕生する条件が整うのです。
一説によれば、地球のような星が生まれる確率は25メートルプールに時計の部品をバラバラに投げ込み水流だけで組みあがるのと一緒だとか。
む、無理ゲー(◎_◎;)!!
地球誕生
地球は今から約45億4000万年前に誕生しました。
太陽の周囲に存在したガスや塵が何前万年という時間をかけ衝突を繰り返すことで「微惑星」を形成し、さらにこれら微惑星同士の大規模な衝突を繰り返した結果、惑星ができあがったのです。
地球は10個ぐらいの微惑星が衝突してできたと考えられています。(水星は1~2個、金星は8個、火星は0個)
ちなみに地球の衛星である「月」は、原始地球に火星ほどの大きさの微惑星が衝突した際に飛び散った破片が集まってできたと言われています。(ジャイアントインパクト説)
当時の原始地球は微惑星や隕石などの衝突の影響でマグマの海が広がっており、二酸化炭素の大気で覆われていました。
初期の地球はとても生物が住める環境ではなかったのです。
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生命誕生
地球誕生直後は見渡す限りマグマが広がる地球だったわけですが、しばらくすると火山の噴煙が地球を覆い地表の温度が下がり始めます。
気温が下がってくると大気に含まれる水蒸気が雨となりさらに地表を冷やします。
そしてさらに気温が下がったことにより余計に降水量が増えるというループができ、地球は大雨の時代に突入します。
当時の年間雨量は10mを超えるすさまじいものだったと考えられています。
どのくらいすごい雨量であったかというと、ここ約100年間の平均年間雨量が 49mm 程度ですから現代の約200倍と言えば伝わるでしょうか。
もはやちょっとした滝レベルの雨が降っていたことでしょう(◎_◎;)
こうして40~43憶年前に原始海洋が誕生しました。
この原始海洋が地球最初の生物誕生のための大きな役割を果たすこととなります。
最初の生物が登場したのは約40憶年前と言われています。
原始海洋中に存在した有機物に雷からの電気エネルギーや紫外線のエネルギーが加わり、生物の材料となるアミノ酸や核酸塩基が生成され生物の元祖となる単細胞生物が誕生しました。
当初の単細胞生物は海洋中の有機物のみを利用し生息していましたが、有機物には限りがあったため栄養を自ら作る必要がありました。
そこで光合成をおこなう藍藻類が登場し、無機物である二酸化炭素と水から糖類などの有機物と酸素を作るようになりました。
そして酸素を利用し呼吸を行う微生物が誕生することになります。
このように生物が環境に適応しようと変化し、より高度に、より複雑に、と進化を重ねた結果、現在の生命あふれる地球があるのです。
今の私たちが在るのも40億年前からご先祖様たちが必死に生き残ろうと頑張ってくれたおかげなんです!
ご先祖様たちには頭が上がりませんねー((+_+))
当時を思うと、自分の悩みなんてご先祖様たちの苦労に比べたらなんとちっぽけなことか…なんて思っちゃいます(*’▽’)。
皆さんも「自分、原始地球生まれの単細胞に比べたら恵まれてるわー」って、そんな気分になりません?笑
地球も生きている? 素晴らしき「地球システム」
「地球は生き物」、こう言われて信じられますか?
”生命”や”生物”を定義することは中々に困難で、生物学・哲学・宗教、それぞれ観点からの主張があり生命観も様々です。
ただ、今から紹介する「地球システム」について知ったら地球も生き物だと感じるはずですよ(‘ω’)ノ
「地球システム」とは、ざっくり言うと地球の”代謝”と”防衛”の機能のことです。
地球上の生物は皆、新陳代謝を行い外敵や病原菌に対する何らかの防衛手段を備えています。
地球も他の生物たちと同様で代謝と防衛の機能を備えているのです。
まずは地球の”代謝”機能について説明していきます。
地球では3つの大きな循環が起こっています。
一つ目は「水の循環」です。
水は生命にとって不可欠なものです。
水が地球全体にきれいな状態で行き渡っているのは地球規模で水が大循環しているからです。
水の循環は、海水の蒸発 → 雲の発生 → 陸地に雨や雪が降る → 地下水脈や河川から海へ(以下ループ)という流れで起こっています。
二つ目は「炭素と酸素の循環」です。
水と同様に酸素も生き物が生きていく上で欠かせないものです。
酸素は生物の呼吸により消費され二酸化炭素として排出されます。
数多くの生物が生きる地球では、消費される酸素も排出される二酸化炭素も膨大な量になるでしょう。
しかし、地球が大気が二酸化炭素で満たされることはありません。
なぜならば、植物の光合成により二酸化炭素が酸素に変えられているからです。
光合成とは太陽光と二酸化炭素を使用し炭水化物と酸素を作り出すプロセスです。
炭素と酸素の循環は動物にとっても植物とっても必要不可欠なのです。
三つ目は「窒素の循環」です。
タンパク質などの有機物は生物の体を構成する重要な成分です。
タンパク質がなければ生物は生きることとができません。
では生物に必要不可欠な有機物はどのようにして作られるのでしょうか。
ここで「窒素の循環」が重要な役割を果たします。
タンパク質などの有機物質を作るには窒素が必要になります。
地球の大気の約78%を占める窒素は、稲妻やバクテリアによって植物が吸収できる窒素化合物に変えられます。
そして植物に吸収された窒素化合物は有機化合物となり、植物を食べた動物の糧となります。
さらに動植物の死骸に含まれる窒素化合物をバクテリアが分解することにより窒素は土や大気に戻ります。
自然現象と動物と植物の三者が揃うことで「窒素の循環」が成立しているのです。
次は地球の”防衛”機能について説明していきますね。
地球は今日の生命あふれる環境を維持するために二つのすごい防衛機能を持っているのです。
でも地球の脅威といってもパッと思い浮かびませんよね。
なので地球の脅威の方にも関心を持って頂けたらなと思います(^^)
一つ目の防衛機能は、「磁場」です。
地球の地下2,900㎞から5,100㎞の間に存在する外核では液体の鉄がぐるぐると回転し、宇宙空間にまで広がる磁場を作りだしています。
方位磁石で方角がわかるのも、磁場があるおかげです。
この磁場は、宇宙から降り注ぐ宇宙線(放射線)や太陽風などの脅威から地球環境を守ってくれています。
もし地球に磁場が無ければ、太陽の影響で水と空気が宇宙空間に飛ばされ、宇宙線により生物が被曝してしまうため地球は死の惑星と化してしまうでしょう。
二つ目の防衛機能は、「大気」です。
地球の大気は窒素78%、酸素21%、その他アルゴンや二酸化炭素など少量の物質で構成されており、生物が生きていく上で欠かせないものです。
実はこの大気、地球の”防護壁”としても重要な役割を果たしています。
地球には隕石などの流星体が毎日無数に降り注いでいます。
これらの物体はほとんどの場合、落下中に大気との摩擦で燃え尽きてしまい地表に届くことはありません。
また、上空10~50kmの成層圏にはオゾンが比較的高濃度で存在し、このオゾンが太陽から降り注ぐ紫外線を吸収してくれています。
このように大気は地球外から降り注ぐ脅威の盾となり、地球環境を守ってくれているのです。
このように「地球システム」はいくつもの機能が何一つ欠けることなく複雑に作用し合うことで成立しており、これほど生物に都合の良い環境が整うのはとてつもない奇跡であることが理解して頂けたと思います。
どうですか?ここまでの奇跡、ただの偶然では片づけられないですよ。
まるで地球には意思があって、生命を育もうとしてくれているように感じませんか(*’▽’)?
私は「地球は生きているんだ」と、ずーーっと信じていますからね‼
地球の謎
宇宙広しといえども、地球ほど身近な星はありません。
※もし「一番身近な星は地球じゃないよー!」なんて仰る宇宙人さんが居られましたら是非共ご連絡頂ければ幸いでございます(^^)
しかし、最も身近な星であるにも関わらず地球には未だ数多くの謎が残されています。
その中でも私が個人的に興味を持った謎を紹介していきますね。
未知の宝庫・深海
人類はすべての大陸を制覇し、今や空はおろか宇宙にまで足をのばせるようになりました。
マゼランが率いたスペイン艦隊が1522年に世界一周を成し遂げ、ライト兄弟が1903年に有人動力飛行にて空を飛び、1961年にガガーリンが宇宙に到達、1969年にはアームストロングが月への到達を成功させました。
人類の飽くなき好奇心と情熱が技術を発展させ、これらの偉業を達成させる原動力となったのです。
しかし地球上には未だ人類が未開拓の場所があります。
それが未知の宝庫・深海です。
海は深さが増すほど水圧が増していき、世界最深地点とされるマリアナ海溝のチャレンジャー海淵は深さ10,920mで水圧は1100気圧にも達します。
まあ実際にはチャレンジャー海淵並みに深い場所は滅多に無く、海底の面積の半分ほどは水深4,000~6,000mに位置しています。
ただ、それでも水圧のパワーは恐ろしくそんじょそこらの潜水艦では水深1,000mにも到達できません。
そのため海底の実に95%は人類が未だ見たこともない領域なのです。
なんと他の惑星の表面より海底の方が謎が多いくらいなのだとか。
宇宙の謎も気になりますが身近にある謎というのもロマンを感じますね~(*´Д`)
実は若い? 地球6000歳説
地球の年齢は約45億4000万歳! と前述しましたが、なんと地球が誕生してからまだ6000年ほどしか経過していない! という説があります。
この若い地球説は、古い地球説に比べるとまだまだ少数派の意見なのですがそれなりにしっかりとした根拠があります。
そもそも現在の定説である地球の45億4000万歳という年齢は”放射性年代測定”と”地質学上の時間尺度”の2つの技法を基にして導き出されています。
それに対して若い地球説では”炭素14法”によって地球の年齢を計算し、約6000歳という結論に達したのです。
”炭素14法”はアメリカの化学者であるウィラード・ビリーにより考案され、彼は1960年にこの功績を認められノーベル化学賞を受賞しています。
若い地球説では”炭素14法”こそ最も信頼に足る年代測定法であり、”放射性年代測定”と”地質学上の時間尺度”には欠陥があり地球の年齢を推定するのにふさわしい技法ではないとされています。
しかしですね、仮に地球の年齢が6000歳だとすると生命誕生から現在の多様な生態系を形成するまでの時間は6000年よりも短いということになり、長い時間をかけて生物が進化してきたというダーウィンの進化論を真っ向から否定することになります。
確かにたった数千年で地球誕生から今の地球の姿まで至ったというのは信じがたいものがありますよね。
ただ、近年ではダーウィンの進化論を懐疑的とする意見が多く、生物が進化するには150億年でも短すぎると言われています。
キリスト教の聖書では天地創造やアダムとイブの誕生が約6000年前とされており、若い地球説を肯定しダーウィンの進化論を否定する内容となっています。
こうなるとトンデモ論大好きの筆者はいろいろ勘ぐっちゃうわけです(◎_◎)
地球上の生物は神または宇宙人が創った、とか、地球自体が上位知的生命体により作られた動物園なのでは、などなど妄想が止まらなくなります(;^ω^)
ちょっと話が逸れかけましたが、古い地球説も若い地球説もどちらが正しいのか、はたまたまた別の真実があるかというのはまだはっきりと確かめようがありません。
しかし、かつての天動説のような当時の定説とされていた説が新説により覆されてきたなんてことは歴史上数えきれないほど起きています。
個人的に定説を覆すような新説の登場は、とってもわくわくします(*´▽`*)
若い地球説に関しても信じるか信じないかはあなた次第、といったところですがすごくロマンを感じる説であることには変わりないと思っています!
地球空洞説
地球の内部は、地表面の地殻という岩盤の下にマントル、外殻、内殻があり中心部には鉄とニッケルでできた核があるというのが定説です。
しかし、太古の昔から現在に至るまで地球の内部には地下世界が広がっているという『地球空洞説』という説があります。
最近では、アメリカでスパイをしていたエドワード・スノーデンという人物が「アメリカ政府が地球内部に住む地底人の存在を隠している」と暴露して世界中を震撼させました。
これに関してはアメリカ政府が公式に認めたわけではありませんが、非常に面白い説だと思っています。
というか、そうあってほしい!と思っています(*’▽’)
今後の続報に期待ですね(*’ω’*)!
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ナショナルジオグラフィックが見た 地球の絶景 (ナショナル・ジオグラフィック)
まとめ
さてさて、今回は太陽系第三惑星・地球について紹介してきましたがどうでしたか?
まだまだ地球を語るには内容が足りないと思っていますが、見知っていたつもりの地球の新たな側面が見えたのではないでしょうか。
気づいていなかった地球の魅力や不思議を感じて頂けていたら幸いです(^^)
ではでは次回の宇宙情報記事を乞うご期待!