アメリカ航空宇宙局『NASA』。
宇宙に興味のある人はもちろん、そうでない人も一度は耳にしたことがあるはずです。
NASAがこれまで行ってきた歴史的宇宙ミッションでは、数々の偉業や新発見が成されてきました。
今日の宇宙科学・工学の発展を語るうえで、NASAの存在を無くしては語ることはできません。
しかし、NASAの実態について詳しく知っている人はそこまで多くないはずです。
なんとなーく「スゴイ組織なんだろうな。NASAって。でもよく知らない。」っていう方が大半なのではないでしょうか?
まあ、有名と言っても海外の組織ですしね(*_*;
また、怪しい「UFOや宇宙人の目撃情報」や「陰謀説」など、大衆が大好きな ”ゴシップ” が語られる際に、『NASA』の名前が登場することが多いですが、これでは人々の中で「隠蔽体質の謎の組織」と中途半端に認識されてしまい、実態を知る機会をさらに遠ざけてしまいます。
そこで今回は、アメリカ航空宇宙局『NASA』とは、「どんな組織なのか」「これまでどのような偉業を成し遂げて来たのか」「そして今後何を目指しているのか」、そして「NASAにまつわる噂や謎」について紹介していこうと思います。
アメリカ航空宇宙局 NASA とは
NASAの拠点のひとつ ケネディ宇宙センター
アメリカ航空宇宙局『NASA : National Aeronautics and Space Administration』とは、1958年7月29日に発足したアメリカ合衆国政府内における宇宙開発関係の計画を担当する連邦機関です。
NASAには、前身機関であるアメリカ航空諮問委員会『NACA : National Advisory Committee for Aeronautics』が存在しましたが、NACAの目的は軍事に傾いたものでした。
冷戦時代に入ると、ライバルである旧ソビエト連邦が急速に宇宙開発技術を発展させはじめ、ソ連との技術の差や宇宙開発の重要性が浮き彫りとなりました。
そこで、今まで「軍事」に重きを置いていたアメリカ政府が「宇宙」へと目を向けるようになり、NASAの発足に至ったわけです。
2016年2月に発表されたNASAの到達目標は「宇宙空間の開拓、科学的発見、そして最新鋭機の開発において常に先駆者たれ」です。
目標というか、NASAの ”理念” や ”アイデンティティ” といった方がしっくりくるかもしれません。
NASAは、この目標を体現するように「人類の地球外活動の足がかりとなる宇宙開発」や「宇宙空間の平和・軍事目的の地球外探査」に対して勢力的に取り組んでいます。
「宇宙開発」としては、スペースシャトルの実用や国際宇宙ステーションの運用が有名ですよね。
「地球外探査」に関しても、年々高精度になっていく探査機や宇宙望遠鏡などの科学技術を駆使して、宇宙の起源や太陽系内外の宇宙の謎に関する様々な新発見が日々発表されています。
NASAの公式プロモーション映像
拠点施設
NASAは、ワシントンD.C.にある本部を中心として、国内に10ヶ所のフィールドセンターを持っています。
各フィールドセンターは、本部のリーダーシップのもと管理され、それぞれの役割を持って活動しています。
拠点名 | 主な役割 |
エイムズ研究センター(ARC) | 航空工学、宇宙飛行、情報技術の研究 |
アームストロング飛行研究センター(AFRC) | 高速飛行研究 |
ジェット推進研究所(JPL) | 宇宙船、探査機の開発 |
ジョンソン宇宙センター(JSC) | 有人宇宙飛行訓練、研究や飛行管制 |
ステニス宇宙センター(SSC) | ロケットエンジン試験施設 |
マーシャル宇宙飛行センター(MSFC) | ロケット、宇宙船推進方法研究開発 |
グレン研究センター(GRC) | ロケット、航空機エンジン研究 |
ゴダート宇宙飛行センター(GSFC) | 人工衛星の管制・通信 |
ラングレー研究センター(LaRC) | 宇宙機、航空機設計 |
ケネディ宇宙センター(KCS) | 有人宇宙飛行打ち上げ施設 |
NASAの拠点はアメリカ国内のみならず、オーストラリアのティドビンビラにも「キャンベラ深宇宙通信施設(CDSCC)」という宇宙機との通信施設を設けたりもしています。
ちなみに、NASAと関連する施設と勘違いされがちなのが「エリア51」です。
「エリア51」にはUFOや宇宙人が存在するなどの噂があり、NASAとの関連もたびたび取りざたされてきましたが、公式にはネバダ州南部のアメリカ空軍基地でしかありません。
「アメリカ航空宇宙局NASA」と「エリア51」は全くの無関係ということです。
あくまで公開されている情報の限りは、ですが。
NASAの軌跡
NASAは発足以来、様々な宇宙ミッションに挑み、偉大な成功や人類史に残る新発見の数々を残してきました。
そして今現在も新たなミッションに挑戦し続けています。
そんなNASAの功績や活動の一部について紹介していきます。
マーキュリー計画
マーキュリー計画は、1958年から1963年にかけて実施されたアメリカ初の有人宇宙飛行計画です。
計画名の通り、水星(マーキュリー)を目指すという計画ではなく「人間を地球周回軌道上に送り安全に帰還させる」ということに主眼に置いたミッションでした。
マーキュリー・セブンと呼ばれる7名の宇宙飛行士を登場させた6回の有人宇宙飛行が行われました。
マーキュリー計画の背景には、冷戦における宇宙開発競争がありましたが、この時点ではアメリカは宇宙での総滞在時間という点でソ連に後れを取っていました。
しかし、後に続くジェミニ計画の基礎を築いたという功績の重要性は計り知れません。
マーキュリー・セブン後列左から、シェパード、グリソム、クーパー前列左から、シラー、スレイトン、グレン、カーペンター
ジェミニ計画
ジェミニ計画は、1961年から1966年にかけて行われたアメリカ2度目の有人宇宙飛行計画です。
12機の宇宙船を使い、2回の無人飛行、10回の有人飛行を成功させ、計16名の宇宙飛行士が地球周回軌道へ打ち上げられました。
この宇宙飛行士達の中には、後のアポロ計画で人類初月に降り立ったニール・アームストロングも含まれていました。
ジェミニ計画では、人工衛星や宇宙船同士が互いに速度を合わせ接近する「ランデブー」や、結合する「ドッキング」が試みられ見事成功させています。
「ランデブー」や「ドッキング」は、宇宙船や国際宇宙ステーション(ISS)への物資供給を行う上で無くてはならない技術であり、ジェミニ計画の成功は後の宇宙開発技術の発展のための大きな一歩だったと言えるでしょう。
また、アメリカ初の宇宙遊泳を成功させたのもジェミニ計画における功績のひとつです。
宇宙遊泳を行うエドワード・ホワイト宇宙飛行士
アポロ計画
アポロ計画は、1961年から1972年にかけて実施され人類初の月への有人飛行を成し遂げました。
アポロ1号から17号までを使用し、最終的に計6回の月面着陸に成功させました。
人類が地球以外の天体への有人到達を成功させたのはこのアポロ計画が唯一であり、人類史における科学技術の最も偉大な功績のひとつに数えられています。
アポロ11号の船長であったニール・アームストロングが、月に降り立った際に残した名言が世界中でとても有名になっています。
『That’s one small step for man, one giant leap for mankind.』
これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。
皆さんもご存知の方が多いのではないでしょうか?
アポロ計画に関しては、「実は月に行っていない」「アポロは実は20号まであった」「月で宇宙船や宇宙人を発見した」などの噂や憶測が飛び交っていますが、私たち一般人は実際に月に行ってみて見ないことには事の真意を知ることはできません。
個人的には、月に行っていないということは無いと思いますけどね(;’∀’)
月に置いてきた機器を用いた実験とか行われているわけですし。
アポロ11号が撮影した映像アームストロングが月に降り立つ瞬間
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スカイラブ計画
スカイラブ本体
スカイラブ計画は、1973年から1979年にかけて地球を周回する宇宙ステーション「スカイラブ」を打ち上げるプロジェクトでした。
アメリカでは宇宙ステーションの打ち上げは「スカイラブ」が初の試みでした。
「ラブ」は「愛(Love)」ではなく「実験室(Laboratory)」という意味合いで使われています。
つまり、スカイラブとは「Sky-Lab(空の実験室)」であり、無重力環境での自然科学や科学技術の実験室という役割がありました。
スカイラブ1号(本体)の打ち上げの後、スカイラブ2号から4号までが順に打ち上げられ、交代で本体とドッキングし宇宙飛行士と物資の運搬を行っていました。
スカイラブ計画中には、約2,000時間に及ぶ科学および医療実験と、127,000枚の太陽の写真と46,000時間の地球の写真の撮影が実施され、これまでに無い”宇宙空間ならでは”の功績を多々残しています。
さらに、宇宙飛行士を長期にわたり地球周回軌道上に滞在(スカイラブ2号:28日、3号:56日、4号:84日)させることで、無重力空間で人間が暮らすための課題や人体への影響を知ることができました。
私が知って驚いたのは、無重力空間で靴下をはいたり、座る姿勢をとるなどして体を曲げると地上とは比べ物にならないくらい腹筋に負担がかかるそうです。
宇宙に行くと無重力空間での生活で腕や足の筋肉は衰えるかもしれませんが、腹筋だけはバキバキに鍛えられるということですね(;’∀’)
スカイラブが撮影した太陽吹き出すプロミネンスのスケールが半端じゃない
アポロ・ソユーズテスト計画
国立航空宇宙博物館に展示されているアポロとソユーズ
アポロ・ソユーズテスト計画は、1975年7月に初めてアメリカとソ連との間で行われた共同プロジェクトです。
これまで熾烈な宇宙開発競争を繰り広げていた両国がこの共同プロジェクトを通して遂に手を取り合い、争いの時代に終止符を打つという政治的に見ても重要な計画でした。
地球軌道上でドッキングしたアメリカの「アポロ」とソ連の「ソユーズ」の船内では、両船の表敬訪問や旗の交換、食事会、宣誓書の署名などが行われ、まさに国家同士の交流が初めて宇宙で行われた瞬間でもありました。
アポロ・ソユーズテスト計画の宇宙飛行士たち左からスレイトン(米)、スタッフォード(米)、ブランド(米)レオノフ(ソ)、クバソフ(ソ)
スペースシャトル計画
スペースシャトル計画は、1981年から2011年にかけて行われた有人打ち上げ機計画です。
この計画で用いる宇宙船「スペースシャトル」のコンセプトは”宇宙船の再利用”でした。
従来までの宇宙船は、使い捨てを前提に設計されていましたが、それでは1回の打ち上げごとに莫大なコストがかかってしまいます。
そのため、地上と宇宙との往復を可能にしたスペースシャトルの運用では、飛行機のような減価償却ができるコストモデルの実現が期待されていました。
要するにNASAの科学力をもってすれば「有人宇宙船の打ち上げ成功」はもはや当たり前であり、今後は「どのように低コスト化を図っていくか」という1ステージ上の課題に挑戦する段階に入ったことを示していたのです。
ただし、スペースシャトルのメンテナンスにかかる費用は、NASAの予想を遥かに超えており、全135回の打ち上げの総決算を行ったところ、1回あたりの打ち上げ費用が従来の使い捨てロケットより高くついていたという本末転倒の結果でした。
また、スペースシャトル計画で実用化されたシャトルは、コロンビア号、チャレンジャー号、ディスカバリー号、アトランティス号、エンデバー号の5機でしたが、この内、チャレンジャー号(発射時爆発事故)とコロンビア号(帰還時空中分解)の2機がミッション中のアクシデントにより宇宙飛行士の命と共に失われました。
結局はスペースシャトル計画を通して、NASAの甘すぎる費用と安全性への見通しが浮き彫りとなることとなったのです。
しかし、スペースシャトルが人類の宇宙開発に幅広く活用され、大きな功績を残したのも事実です。
人工衛星やハッブル宇宙望遠鏡に代表される宇宙望遠鏡の輸送や修理でその実力をいかんなく発揮しました。
そして、スペースシャトルの最大の功績と言えるのが、国際宇宙ステーション(ISS)の建造に大きく貢献したことでしょう。
費用や管理面では課題が多かったものの、これらの重要な役割を果たせたのはスペースシャトルならではです。
もちろん、NASAはスペースシャトル計画で得た教訓を無駄にしているわけではありませんよ。
安全面とコストに重点を置いた次世代型宇宙ロケット「オリオン」の開発が進んでおり、将来的には民間での運用も見込んでいるとのことです。
私たち一般人も気軽に宇宙に行ける日も近いのかもしれませんね(*’▽’)
スペースシャトルの打ち上げ映像
スペースシャトルの着陸映像
国際宇宙ステーション(ISS)
画像:NASA
国際宇宙ステーション(ISS : International Space Station)とは、アメリカ、ロシア、日本、カナダ、欧州宇宙機関(ESA)が共同で運用している地球周回軌道上に建造された宇宙ステーションです。
1999年から軌道上での建造が開始され、2011年に完成を迎えました。
最低でも2024年までの運用が予定されており、これからもまだまだ現役で活躍してくれる見込みです。
ISSでは、無重力化ならではの科学や医学、バイオなど様々な分野の実験を各国が共同で行っており、2018年現在は15か国が国際宇宙ステーション協定に署名しています。
今後の宇宙開発は将来を長い目で見据えると、限られた先進国のみで進めるのではなく全世界共同で行うのが効率的に政治的にも最良であり、これからも加盟国が増えることが期待されています。
地上では争いを続けている人類ですが、宇宙では協力し合えているのです。
個人的には国際宇宙ステーションのミッションを通して、人類が真に団結することを望んでいます。
ISSから撮影した地球の夜景オーロラや雷雲、地上の明かりなどがとても奇麗に映っている
ハッブル宇宙望遠鏡
ハッブル宇宙望遠鏡は、「グレートオブザバトリー計画」の一環で1990年に打ち上げられた光学宇宙望遠鏡です。
望遠鏡での天体観測において地上では避けられない、「雲」や「大気」、「地上の明かり」などの障害を排除した条件で運用することのできるハッブル宇宙望遠鏡は、人類史に残る新発見の数々を残しました。
ハッブル宇宙望遠鏡が撮影したハッブル・ディープ・フィールド
ハッブル宇宙望遠鏡の運用期限は2021年までとされていますが、後継機のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡のさらなる活躍が期待されています。
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は先代を遥かに上回る精度での天体観測が可能になっており、将来歴史的な発見を連発することが期待されています。
NASAの宇宙望遠鏡での挑戦は、まだまだ終わらないのです。
画像:NASA ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡のイメージ
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太陽系惑星の探査
NASAは、太陽系の7つの惑星(水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星)のすべてに、少なくとも一度は探査機を送り込んでいます。
全太陽系惑星に探査機を送り込んだ機関は、現在地球上でNASAしか存在しません。
これらの実績を鑑みると、NASAの技術力は完全に、それも圧倒的に世界一と行っても良いのではないでしょうか?
また、今後は太陽の探査も予定しており、2018年8月には探査機パーカー・ソーラー・プローブが打ち上げられました。
これからもNASAの地球外探査プロジェクトから目が離せません!
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地球観測システム
地球観測システムとは、1997年より開始された計画で、NASAは地球の地表・生物圏・大気・海洋の長期的観測を目的とした人工衛星を打ち上げています。
地球観測システムの成果としては、オゾン層破壊の進行度合いを観測したことや、高度な気象予報、大気汚染物質の排出量計測、水循環の研究などなど多岐にわたります。
NASAの目線は地球の”外”だけでなく、”中”にもしっかりと向けられているのですね(*´▽`*)
NASAにまつわる噂や謎
数々の偉業を成し遂げ、これからも世界随一の科学技術で発展を遂げていくであろうNASAですが、怪しい噂や謎が絶えない組織でもあります。
NASAはこれらの謎や噂に関する問いについては一貫して「我々は情報の隠蔽などしていないし、すべて開示する姿勢にある」と述べていますが、実態はどのようなものなのでしょうか?
やっぱり、どうしても気になってしまう方が多いところではあると思います。
そこで、これまで浮上したNASAに関する噂や謎、その真偽について少し迫ってみようと思います。
実は月に行っていない?
NASAは、「アポロ計画」で人類初の有人月面探査を実現した…はずなのですが、「実は月に行っていない」という噂がささやかれています。
なんと、アメリカでは7%、イギリスでは半分以上の人々が有人月面着陸の事実を信じていないとのことです。
アポロが月で撮影した写真や映像には「空に星が写っていない」とか「影の向きがおかしい」とか「アメリカ国旗が風の無いはずの月ではためいている」とか様々な”いちゃもん”がつけられており、NASAは実は月に行っておらず、「写真や映像は地球のスタジオで撮影されたもの」という噂につながったのです。
しかし、これらの指摘に対してNASAは丁寧に回答していますし、アポロ計画にて月の地表に設置してきたレーザーを反射する「再帰反射器(コーナーキューブ)」を用いた「月レーザー測距実験」が実施されているため、NASAが月に行ったという事実は揺るがないでしょう。
アポロ11号(左)とアポロ15号(右)で使われた再帰反射器
「では、なぜアポロ計画以降一度も月に行っていないのだ!」という声もありますが、これは簡単な理由です。
月に人を送り込むメリットが無いのです。
アポロ計画当時はソ連との冷戦の真っただ中で、”月面レース”とも揶揄される熾烈な宇宙開発競争が繰り広げられていたからこその「有人月面探査計画」だったのです。
月を探査するのであれば、無人探査機を使用した方が圧倒的にコスパがいいんですよ。
しかも、2008年に日本の月探査機「かぐや(SELENE)」がアポロ15号が撮影したものと全く同じ風景や着陸の痕跡を撮影しました。
これは、NASAが本当に月に行っていたという決定的証拠でしょう。
アポロ計画には続きがあった?
アポロ計画には、実は公表されていない”計画の続き”があったと言われています。
公式では、アポロ計画で打ち上げられたロケットはアポロ17号までとされていますが、秘密裏に20号まで計画が続けられていたというのです。
ことの経緯としては、NASAの元職員であるウィリアム・ラトリッジの暴露から始まります。
ラトリッジ曰く「アポロ15号が発見した月の裏側の巨大宇宙船の調査のため、公表されていないアポロ18、19、20号が存在していた」というのです。
ラトリッジはアポロ20号が撮影したという月面に横たわる巨大宇宙船や地球外生命体らしきミイラ、古代都市などの映像を公開しています。
特に地球外生命体のミイラらしきものの映像は世界中に衝撃をもたらし、ラトリッジは「モナリザ」、オカルト研究科の間では「かぐや姫」などと名付けられました。
この噂の真偽を確かめる手段は現在ありませんが、個人的には非常に面白い話だと思っています。
アポロ計画以来、人類が月に行っていないのはコスパが悪いからと書きましたが、もしかしたら月の地球外生命体との取り決めにより立ち入り禁止なっていたり、月との往来を公表してはいけないことになっていたとしたら…。
とか、想像が膨らんじゃいますね(*’▽’)
アポロ20号が撮影したという月の巨大宇宙船らしき物体
巨大宇宙船内で発見された地球外生命体のミイラ
月の古代都市のような建造物
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すでに宇宙人と接触している?
NASAは宇宙開発や地球外探査の他にも、地球外生命体の探索も行っています。
しかし、そんなNASAですが、すでに地球外生命体に接触しているという噂があります。
この噂に関しては、世界中に根強い信者が存在しますが、残念ながら現在も真実は不明です。
これは、グレイ型宇宙人が関わった事件として名高い「ロズウェル事件」や、元米国スパイのエドワード・スノーデン、NASAをハッキングした英国人ハッカーゲイリー・マッキノン達、アメリカ政府の陰謀やNASAの正体に関する証言者が現れたことに起因していると思われます。
これらの事件の詳細を書くとものすごーく長くなると思うので、気になる方は関連記事をご覧になってみて下さい。
もし、NASAが本当に地球外生命体と接触を持っていたとして、それが我々一般人に公表される日は来るのでしょうか?
これは、アメリカ政府、またはNASAのみぞ知る、といったところでしょう。
正直、個人的に「気になって仕方がないNASAの謎 No.1」だと思っています(; ・`д・´)!
NASAの皆さん!私にだけでもいいので、こっそり本当のことを教えてください(=゚ω゚)ノ!
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まとめ
さてさて、今回はアメリカ航空宇宙局『NASA』について紹介して参りましたがいかがでしたか?
「NASAのこと、少し詳しくなったよ!」という方もいれば「ますます、謎が深まった…」という方もおられるのでは、と思います。
後者の方は本当にごめんなさいm(__)m!
でも。すべてが明らかになっているより、少しくらい謎に包まれているくらいの方が面白くないですか?
NASAも!宇宙も!
ミステリアスだからこそ、人は魅かれるのだと思うのです。
そして、その謎は深ければ深いほど明らかになったときの喜びや驚きも大きくなるはずです。
そう考えると今後もNASAの動向から目が離せませんね(*’▽’)!
ではでは、今回はこの辺りで。
次回の宇宙情報も乞うご期待!